立山黒部アルペンルートは春から秋にかけて絶景を見渡せる素敵な場所。
でもここは様々な乗り物を使って移動するのでアルペンルートを移動するのが本当に高いんですよね。
立山まで電車を利用していく予定の方は、「立山黒部アルペンきっぷ」を、現地まで車で行ってアルペンルート内だけの乗り物を利用する方は、WEB早割の「早割10」(期間限定)を利用するとお得に行くことができます。
実際利用した私が、使い方や注意点などをわかりやすくまとめたので、利用される予定の方はぜひ参考にしてみて下さい。
立山黒部アルペンきっぷ
立山黒部アルペンルートはロープウェイやバスを乗り継ぎながら通り抜けできるようになっています。
たくさんの乗り物を乗り継いで移動するため、一つ一つの乗り物のチケットをいちいち買うのは面倒ですよね。
そこで「立山黒部アルペンきっぷ」!
このアルペンきっぷは、立山黒部間はもちろんのこと、首都圏、関西、東海地方からの新幹線などの電車分も含まれているので便利でとってもお得なんです。
ちなみに立山黒部間の通り抜けの扇沢ー立山駅は大人@10,940円(片道)します。
ではこのアルペンきっぷどこで売られているのでしょうか。
アルペンきっぷ購入の仕方
WEBきっぷ or 当日券
アルペンルート間だけを抜けるもしくは往復される方は、WEBきっぷか当日券を。
扇沢ー立山(方向問わず片道)の通り抜けをすると大人@10,940円です。
当日券は現地にて購入。
WEBきっぷは事前に公式サイトから。
乗車予約ができ、当日はきっぷ売り場に並ぶ必要がないので便利。
2023年7月21日〜8月31日限定で、WEBきっぷ早割商品「早割10」が発売されています。
これまで他にも割引チケットが販売されていたのですが、現在はこれのみです。
販売期間 | 2023年6月12日〜8月21日15:00まで |
利用期間 | 7月21日〜8月31日 |
取扱区間 | 片道:扇沢→立山駅or電鉄富山 往復:扇沢⇔室堂 片道:立山駅→扇沢or電鉄富山 往復:立山or電鉄富山⇔黒部湖 |
金額 | ルートによるが正規料金よりおよそ1,000円ほどの割引 例)扇沢⇔室堂12,300円→11,200円 |
キャンセル料 | 利用日の10日前午後3:00以降よりキャンセル料1,000円が発生 |
公式サイトから早割を購入する
立山黒部アルペンきっぷ
現地まで電車利用される方は、JRの主な駅やJRを取り扱っている旅行会社で購入できます。
窓口のある主要駅でしたらほとんどが購入可能。
私は旅行会社から購入しました。
有効期限は8日間となっています。
新幹線は座席を指定できるので購入時には何時の新幹線に乗るか予定を立てておく必要がありますが、帰りの時間が未定の場合はアルペンルートを抜けた先のJRの主な駅の窓口で予約ができます。
私はアルペンルートを抜けて富山で1泊後金沢を観光後に関西までの新幹線の予約をしました。
ちなみに切符を発券した時点でキャンセル料が発生するので注意。
パックツアーを利用する
遠方から行くならパックツアーを利用した方が全体的な金額が安くなることも。
ホテルや交通費込みになるし、自分で手配するのが苦手な方にはパックツアーが一番便利。
JR利用の4つのコースと料金
JR東海 ひだコース | 高山線・中央線経由 | 名古屋市内から 大人21,180円 |
JR東海 しらさぎコース | 北陸線・中央線経由 | 名古屋市内から 大人24,480円 |
JR西日本 | 往復北陸線経由 | 大阪市内から 大人26,940円 |
JR西日本 | 北陸線・中央線経由 | 大阪市内から 大人29,600円 |
このようにJR利用のアルペンきっぷには4つのコースがあります。
※参考に名古屋からと大阪からの料金を記載しています。
以下ちょっとした裏技。
JR西日本の往復北陸線経由を利用する時、大町ー糸魚川ー富山は放棄することになりますが、(アルペンルートは何度でも乗り降り可能なので)アルペンルートを往復して帰ってくるというコースも可能です。
信濃大町⇄糸魚川は電車の本数も少なく不便ですし、アルペンルートも2回行けるので往復コースも面白いです。
私はJR西日本の北陸線・中央線経由のコースを利用。
理由は帰りに金沢に立ち寄りたかったことと、北陸新幹線に乗ってみたかったからです。
アルペンきっぷの使い方
アルペンきっぷは、「アルペンきっぷゆき」「アルペンきっぷかえり」「新幹線の指定席」など数枚に分かれています。
アルペンルート内は「アルペンきっぷかえり」の切符を利用します。
富山~信濃大町間は乗車方向を問わず何度でも乗り降り自由。
アルペンルートでは長野側から行くなら黒部湖で、富山側から行くなら立山駅でJRの帰りの乗車券を見せて、「乗車整理票」をもらわなければなりませんのでお忘れなく。
黒部湖〜立山駅はバーコードにて管理されているためのようです。
これを忘れて乗車する人の列に並ぶと、再び列に並び直さないといけないので注意が必要です。
信濃大町~扇沢間のバスは信濃大町、大町温泉郷、日向山高原、扇沢停留所に限り乗り降り自由。
富山地方鉄道線は、電鉄富山~立山間が乗車方向を問わず何度でも乗り降り自由です。
特急の自由席にも乗車できますが、特急の指定席に乗る場合は、座席指定料が別途必要になります。
富山地方鉄道線の電鉄富山駅、寺田駅、立山駅、宇奈月温泉駅において、「立山黒部アルペンきっぷ」を提示すると、寺田~宇奈月温泉間が通常のきっぷと比べて約2割引になる往復の割引乗車券を購入できるので、そちらの方面に行かれる方は忘れずに提示しましょう。
切符の払い戻しについて
旅行開始前や、開始後のかえり券未使用分については、手数料などが差し引かれた分は払い戻しがあります。
詳しくは、JR東海などのHPをご覧ください。
まとめ
・交通手段や宿泊するかどうかによって最適なきっぷの買い方が変わる
・新幹線利用の場合、指定ができるよう往路の時間は決めておく
・アルペンルート内は乗り降り自由
・黒部湖⇔立山駅間は「乗車整理表」が必要
・JR利用のきっぷは発券した時点でキャンセル料が発生
アルペンきっぷの特徴は掴めたでしょうか?
自分に合った方法できっぷを買ってお得に旅をしてみてください。